さて、自分の忘備録も兼ねて、明日のM3で発売する「Scenery Senn vol.2」の全曲解説的な事をしておきます。
01:intro
前作が、今思えば「ゴー」「ガー」ってノイズばっかりだったので、関連性を出す意味で轟音ノイズを入れました。どうでもいい情報として、電車のアナウンスなどは京王線の新宿駅で録音していて、前作の小田急線から京王線に切り替えるって感じをイメージしてます。
02:listless
6月には既に出来ていた曲で、この曲の断片が出来た時点で全体の大まかな方向性が見えた、って感じでした。中間から入るノイズは駅の階段を登る音をエディットしたものです。やはりどうでもいい情報として、ソロっぽく弾いてるシンセは4テイク目で、MacBookのキーボードで演奏したもの。今作の手弾きフレーズはすべてMacのキーボードで演奏してます。
03:Closing Bell
京王線がテーマとか言ってるくせに、外国の電車内アナウンスをサンプリングしてます。メインで鳴ってる鐘みたいな音は、電車のブレーキ音を加工したもの。あとは坂本龍一的なピアノを意味ありげに弾いてます。キックの音みたいに聞こえるのは実は303。
04:Custmer’s Acid
「オラもダブステやるべ!」って軽いノリで作り始めましたが、グリッチと303をいれたらよく分からなくなった、という。この曲も外国のアナウンスを使ってますが、何を喋ってるのかは全く分かりません。実は倍の尺のバージョンもありますが、今回は「アンビエントだからって長尺な必要ない」って思いから短い方を収録しました。この曲がアンビエントと定義できるかは謎ですけど。
05: Suburban Train
ずーっと鳴ってる嫌な低音は電車のモーター音のループ。ミックスが下手で、この曲だけ音量が大きいです。ゴメンなさい。
06:Changed
調布から稲田堤に向かってる車内アナウンスをメインに、「多摩川が邪魔して永久に辿りつかない感じ」を表現したつもり。っていうか、地理的なものが分からないとアレですけど。ドラムは僕がスタジオで叩いた「YOSHIKIドラム」をサンプリングしたものを再構築したもの。電車とYOSHIKIのコラボレーションは間違いなく世界初なはず。
07:Fallen Leaves
電車の音を日常的に録音するようになると、だんだんレアな音が欲しくなるもので、この曲の途中で流れるのは人身事故の時の車内アナウンスです。あと、パブリックイメージとしてのアンビエントを意図的に作った曲で、これを作ったから、他の曲が割と自由に作れたような気が。
08:(Interlude)
このアルバムは1曲目を除いて、2曲目と3曲目、4曲目と5曲目、6曲目と7曲目が対になっている構造で、次のGliderは独立した曲で差別化したかったので、その為にいくつかのボツ曲を切り貼りして作った曲、文字通りのインタールード。
09:Glider
ちょっと前までSoundCloudに上げていたノイズ作品が元。アンビエントシューゲイズ。後ろでゴーって鳴ってるのはギターを10本位重ねたものです。メインのフレーズの「嫌な感じのズレ」にこだわった。この曲の最後のアナウンスを取るのに、終点の橋本駅で人がいなくなる時間まで随分と粘った。
10:Customer’s Acid(Yebisu303 remix)
@Yebisu303さんにHIWIREの本番前にリミックスをお願いして、快く引き受けていただきました。素晴らしいアシッドなリミックスで、地味でボーっとしてるこのアルバムをビシッと締めて頂きました。ありがとうございます。
ということで、明日、晴れるといいなぁ。